歩き始めるより走り出せ

ゲーム会社から独立してインディーゲームを作ろうとする人のブログ。

2014年01月

絵がそれなりに描けるようになってきて、上達を実感してきたのは良かったんですが、絵を描くのが楽しくなりすぎて本来の目的であるゲーム作りから少し道を逸れすぎたなぁという気がしています。

いや楽しいのはいいんですよ。継続は力なりと言いますからそれでモチベーションが続くのはいいこと。しかし怖いのは手段が目的になってしまい、目的を見失うこと。これはずっと仕事でも実感していることです。

何事もほどほどに。

最後に最近描けた絵が割りと気にいっているので上げておきます。パンチラシエル
 

絵を描くという行為はとても頭の体操になります。

絵を描く時、頭の中では3次元のイメージが投影され、それを元に2次元上に出力します。これって日常では当たり前すぎて考えているのを拒否していて、いざ投影しようと思うと全くできないことに気づきます。

これをやろうとするためには自然と頭の体操が必要になってきます。3次元の奥行、光の陰影、筋肉の伸縮、物体の硬さ柔かさ、全て表現するためには考えて描かねばなりません。そして考えてもわからない時、それは自分の中で知っているけど、理解していないパターンに陥ります。

体操のやり方は知っているけど、いざやってみると体が思うように動かないと言った状態ですね。このために絵を描く際には様々なウォーミングアップが必要になります。現実での奥行を調べてみたり、影がつく時に何が基準でつくのか、筋肉を動かすとどういう風に伸び縮みするのか。全てひとつひとつ考えて理解しなくてはなりません。

絵が描けないという人はこの考えるという単純な行為を拒否している場合が多いです。描くということに意識がいきすぎて、もっと原始的な部分で引っ掛っかっているのです。私も含めて。 

こういうところは技術では補えません。とにかく考えて頭の中にインプットするしかありません。直接インプットするのは難しいかもしれないので、実際に描きながらこうするとこーなるんだろうなーと言う具合にするとスムーズに頭の中に入るかもしれません。 

まぁ何はともあれ、絵を描くということは頭の体操をすごくがんばってやっていることです。絵を描く人がボケにくいというのは多分こういった原因があるのでしょう。

絵が描けない人も一度絵を描いてみることをオススメします。見えている世界が変わって見えてきます。 

元々プログラマーだった私ですが、既にプログラミングに対する興味はありません。
※あくまでも個人的な考え方であり、特定の方々を中傷する気はありませんのでご了承ください。 

ずっとゲームを作るためにプログラムをやっていましたが、 以前所属していた会社ではゲームが全くと言っていいほど作れませんでした。技術を覚えてゲームを作るというのは楽しいことでしょう。しかし技術だけに溺れてゲームを作る!面白くする!という本来の目的を外れてしまうと、途端にゲーム作りというのは破綻してしまいます。

手段と目的が反転してしまった時、ゲーム制作というのは悲しい結末しか生みません。プログラムの技術を覚え、最新の技術使ってコードを書く、テストをする、コードレビューする、アジャイルな開発をする。本来は正しいソフトウェア開発を行なっているはずです。だが、ゲームを作る上でこれらの手段に囚われすぎて、ゲーム自体の質が疎かになる。 そういったケースをずっと見てきました。

自由な開発とは程遠い世界です。それで上手くいくのならいいでしょう。しかし私はそんなルールに縛られた中でゲームを作るとグダグダと開発期間だけが伸びていくような状態しか見たことがありません。 プログラミングをすることがバカらしくなりました。

こんなことのためにプログラミングやってるんじゃないよ、と。 
私はゲームが作りたいんだ。
そう考えると途端にプログラミングに対する興味が失なわれ、手段を選ばなくなりました。
 
なんでもいいからゲームを作ってやる。 

それから私は独立を決意しました。 一人で自分が納得するまでゲームを作ってやると。とりあえずプログラマーはもうやめて絵だって自分で描いてやると決めてからは絵の練習も始めました。まともに絵なんか描いたのは中学校の美術の授業ぶりです。なるほど、私は世界観が作りたかったんだと。

絵は描いているだけで世界観を作ることができます。これは素晴しい。本来のクリエイティブの形。今はまだ形にはできないけど、何かが出来上がっていく姿は本当に楽しいです。 これがクリエイターなんですね。

がんばります。 

今世界中で各種ゲームエンジンが我先にと便利で使いやすいものを作り、市場を圧倒しようとしています。現在世界中で使われているエンジンで採用率も高いものを上げると…
  • Unity
  • Unreal Engine
  • Cry Engine
  • Cocos2d-x 
  • CoronaSDK
 あたりが最も多いですが、実際は様々なゲームエンジンが採用されており、新規ゲームエンジンも沢山発表されています。が、世界レベルでみると実はUnityとCocos2d-xの成長率がとんでもないことになっており、新規ゲームエンジンでは太刀打ちできないような状態です。なぜこれらのエンジンが支持されているのかというと?
  • とっつきやすさ
  • オープンコミュニティーが盛ん
  • 開発者とユーザーの距離が近い
  • 一部無償、もしくは完全に無償
  • ツール郡がとにかく充実
  • サポートしてくれるミドルウェアの豊富さ
特に日本では日本人のエバンジェリストやサポーターが多いUnityは不動なものとなっています。対してCocos2d-xは世界中の開発者に対してフォーラムで頻繁なやりとりを行なっており、オープンソースなおかげでユーザーがバグを直して新たな機能を作るというスパイラルまで生まれています。 Cocos2d-xはバージョンごとに全く別物になってしまうので、バージョンを追うことが厳しくなりますが、進化がとてつもなく早いのでその人気が上昇しているといった具合ですね。

私は両方を使ってみて、やはりUnityは凄いなという点もありますがCocos2d-xのオープンソースと言う点には何度も助けられているので、今のところCocos2d-x寄りです。 注意しないといけないのが、Cocos2d-xは今のところ2D専門です。※今後3Dサポートもすると開発者は公言していたと思います 

まだまだ他のゲームエンジンも注目できるところがあるのですが、インディーゲームを作るような会社ならこの2大エンジンを選ぶことに大きな間違いはないと思います。 

4つほどのゲーム会社でゲームプログラマーを経験。
WiiやDS、PSPで作ったり、PS3のゲームでシステムプログラム等も担当。
3DSの有名なアクションゲームにも関わりました。
最近はiOS、Androidの開発も一通り経験し、様々な疑問の結果、独立し今に至ります。
目標はインディーゲームを作り、世界に売ること。 

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