夏コミから既に2週間近く経とうとしていますが、先日はCEDECもありました。こちらも毎年参加しているのですが、こちらについてはTwitterなりで沢山レポートしているので、今回はC90で購入、もしくはいただいた同人ゲームの感想について語りたいと思います。

とても長くなると思いますので、読みたいという方だけこの先をお読みください。 

 

 
『∀kashicforce -inundation of brigade-』サークル:エンドレスシラフ
 "対戦格闘アクションシューティング落ちものゲーム"というジャンルのゲームで一番ジャンルから想像しにくいタイプのゲーム。落ちものなのでパズルゲームを連想しますが、いざやると確かにシューティング要素もあるし、格闘ゲームっぽい要素もw 演出とかが派手でやっていて楽しいですが、多少画面が見辛いのは欠点。しかしそれでも慣れるとよくわからない中毒性があるので、完成版では更に楽しくなっていることに期待しています。

『ありすのステージ』サークル:べりはろ
 どこかで見たことのあるシステムでアイドリズムというゲームにでてきた加賀美ありすというキャラクターが歌って踊って可愛い感じのゲーム。いきなりモデルがプロのクオリティと遜色ないものとなっているので、それだけでインパクトがありましたがゲーム自体もしっかり作られてて期待できる内容。ただし現状ではボリュームはなかったのでまだまだこれからといった印象でした。

『ARMS FRAGMENTS』サークル:Anslot
 UE4製の全方位アクションシューティングゲーム。UE4を使っていますが、キャラクターは2D。背景が3Dというタイプ。なかなかコアなタイプのゲームですが、ゲーム部分は歯応えありで結構必死にプレイしていました。技術的にもなかなか高いと思わされる部分があったのですが、進行中にFatal Errorで落とされてクリアできなかったのが残念。

『C.C.S.B.(シーツーエスビー)』サークル:RebRank
 老舗同人STGのRebRankさんの全方位STG。まだ体験版でなかなか完成までは遠そうですが、現状でも完成度は高いです。世界観の構築は昔から上手いなぁと思わされるばかり。システム的には回転要素のある縦STG。色々と戦略性があって面白いですが、 まだその全容は掴めていない感じですね。やはり完成版に期待しています。

『Machinery』サークル:Tender
 UE4製のワイヤーショット3Dロボットアクションゲーム。まだ体験版なので前回からステージが1つ増えたのと、プレイヤーロボットが1体追加。ワイヤーを使いこなさないとクリアが難しい。敵の攻撃が結構強烈で知らない間にやられていることもしばしば。モーションがまだグレイマンの使い回しだったりで結構気になるところもあります。完成版ではもっとよくなることを期待しています。

『電脳機兵 CYBER FORCE Ver弐』サークル:炭酸魂
 こちらもUE4製のトップダウン型3Dロボットアクションゲーム。プレイヤーキャラたちにボイスが追加されたりしています。ゲームとしては結構大雑把に戦ってもクリアできるので、何かしらの戦略性もあると楽しくなりそう。ロボットの見た目がカッコイイのでそれだけでもやる価値がありますね。ただレンダリングがかなり重そうなので、その辺の最適化が行われないとプレイする人が結構限られそうな気も。

『マヨナカ・ガラン』サークル:
CAVYHOUSE
 こちらもUE4製ですが、VRのテキストアドベンチャーゲーム。色々と作家性の強い作品で、見た目が全然UE4っぽくないのですが、それがかえっていい味を出してる。またテキストと演出もこだわりが強く、VRならではの演出と物語が展開。VRはまだまだ実験的な作品が多いですが、こういう作家性の強い作品もでてくるのは歓迎したい。

『黒ずきんと災禍の魔女』サークル:赤白工房
 Unityを利用した3Dアクションアドベンチャーゲーム。世界観やキャラクターはとてもよさそうですが、それ以外の部分ではあまり特筆する部分がないのがちょっとつらいところ。特に移動がWASDに割り当てられながら、攻撃がなんとZキー。更にカメラはマウスで操作。これでゲームパッドに未対応という…何をするのか目的もよくわからないので、世界観以外の部分も作り込んでもらいたいです。

『桃子と夢のシール』サークル:Werk
 UE4製のアイドルマスターミリオンライブ!の二次創作ゲーム。キャラクターのイラストやドット絵は老舗サークルだけあってクオリティ高い。まだ内容やボリュームが体験版という感じではありますが、アクションゲームらしく、結構細かいテクニックが要求される。 特別アイマスに愛着があるわけではないですが、個人的に注目している作品です。

『Never over Again』サークル:DEADFACTORY
 UE4製の一人称3Dアクションアドベンチャーゲーム。雰囲気作りがとても上手い。少々バグがあって途中悩むところもありましたが、なんとかクリア。生物を無重力化というのはまだほとんど使い道がありませんでしたが、今後はそれを使った謎解きも増えてほしいところ。あとはどこまでギミックが増やせるかで面白さが決まってくるのではないかと。

『リーメベルタ・ノア ~ 古の遺産と封じられた塔の魔獣 ~』サークル:NEXT-SOFT+
 リーメベルタ・シリーズの続編?となるシミュレーションRPG。FFTやサモンナイトのようなゲーム好きであれば楽しめるゲームだと思います。体験版ですが、システム部分は大体完成?済みであとはボリュームとシナリオがどうなるか。なかなかレアなジャンルだと思うので、完成することをとても楽しみにしています。

『RIN RIN JUMP!』サークル:クロスイーグレット
 いつも高品質なゲームばかり作られている、クロスイーグレットさんの新作?です。おそらく本編はニンジャライジングだと思いますが、そのスピンオフ作品。スマホでゲームを作ったらどうなるか?という前提で1ボタンだけで遊べるゲーム。この手のゲームは特にレベルデザインが重要となってくるのですが、とても一週間?程度で作ったとは思えない出来。個人的には一時的なパワーアップアイテムの要素があっても楽しいかなと思いました。最近バージョンアップしたそうなので、時間があればそちらもやりたい。

『サクナ(仮)』サークル:えーでるわいす
 いつもハイクオリティで今の同人ゲームの中でもトップクラスのゲームを作るえーでるわいすさんの完全新作。アクション部分は前回の段階でもよくできていましたが、今回は更に磨きがかかる感じに。昼夜の概念があり、夜だと進行がつらいので強制的に帰宅を余技なくされる。そして稲作が新要素として追加されました。この辺はゲーム的には育成要素なのでしょうけど、若干テンポが悪くなっていたり、雑草を抜くのが結構面倒になってくる気が。育成要素だと明確に強くなっている実感がほしいですね。あとはテンポもよくなってくれればなぁと。まだまだこれからだと思うので、多いに期待しています。

『魔女と偽りの影』サークル:DiceyCraft
 Unity製の3Dアクションアドベンチャー。世界観と物語の作り込みは素晴らしいです。あとは『影』という要素をここまでシステムとしてまとめたのもなかなか良い。ただし、説明が絶望的になくてゲーム中はおろか、readmeにすらほとんど書いてなくて、操作方法はまさかのWebサイトを自分で打って確認してくださいという。操作もカメラを動かすのが若干シビアで結構ストレスになることがあります。システムが面白いだけに操作性の改善は必要かなと感じました。まだ体験版なので今後に期待。

『シカバネ☆パンデミック』サークル:ねこねこふれんじー
 UE4製のストラテジーゾンビシミュレーションゲーム。基本はタイムアタックを楽しむゲームですが、上手くゾンビを誘導できたり、一気にゾンビ化にするのが成功するとなかなかの爽快感が。難易度が程々で楽しい。システムがもう完成しているので、あとはレベルデザイン次第でいくらでも面白くなりそうです。できればもっと違うタイプのゾンビや人間以外の存在もほしいなと思いました。完成版楽しみにしています。

『円環SKYSCRAPER』サークル:円環再起動計画
 Unity製の3Dシューティングゲーム。現状ではまだあまり要素がなく、盛り上がりを見つけるのも難しいところ。個人的にはもう少し大技的なものがあってもいい気がしました。できればストーリー的な要素もあればいいなぁ。きっと次回は完成版になる…はず。

『STEEL STRIKER』サークル:MONSTER CYCLE
 Unity製の3Dロボットアクションゲーム。ベースはアーマードコア。まだ要素は少ないですが、しっかりとロボアクションしています。できればもっと派手なアクションをやりたい。装備をもっと切り替えたい。言い出したらキリがないですね。ただ僕もロボゲーは好きなので、応援しています。敵の方のバリエーションも増えるといいなぁ。

『VIATICUM』サークル:劇中花
 UE4製の主観3Dエンカウント型2DリアルタイムRPG?ともの言うべきタイプのゲーム。背景は完全に3Dですが、バトルでは2Dキャラがでてきて戦います。バトルシステムがなかなか見たことのないタイプで、リアルタイムにストックした行動を選択して、敵と味方が交互に動きます。斬新さでは今回トップクラスなのですが、とにかく説明が不十分。世界観や物語もしっかりと作っているようにそれらの解説もほとんどなく。またreadmeすらなく、ファイルサイズが大きく複数のファイルをダウンロード後に結合するというのもハードルを大きくしている要因。アイディアは良いと思うので、その辺りの不便なところを良くしてもらいたいです。

『ただの棒人間』サークル:ActGames
 まさかのUE4製2Dアクションゲーム。PVでちょっと見ただけでよく動くゲームというのはわかっていたので気になっていました。プレイしてみるとわかると通り、よく動くし、気持ちの良いアクションでBGMもカッコよく遊んでいて楽しい。まだ体験版ですが、これだけでも十分期待できる内容。コンボを繋げたりとか、色々な武器を使ってみたりとか、体験版でもかなり遊べる感じだったので、製品版では期待しております。

『Link:The unleashed Nexus』サークル:Reminisce
 UE4製の3Dジャンプアクションゲーム。既にSteamでも配信済みで、なかなか好評を得ている模様。遊んでみて真っ先にジャンピング・フラッシュを思いだしました。やってみるとこれがなかなかハードなゲームでw かなり難しいゲームなのは間違いないですが、やり直しが早いので、そこは助かる。若干用語が最初はわからず、どれがどのアクションか覚えるのに時間がかかりましたが、一通りのアクションを覚えると結構先に進めるように。というかかなりボリュームがあります。レベルデザインもしっかりと作られており、何よりも全体的にモダンでハイセンス。僕には真似できない…クセはありますが、現状UE4製の同人・インディーゲームの中ではトップクラスに良くできてるかと。

『Link:The Undocumented』サークル:Reminisce
 引き続きReminisceさんのゲームでこちらは現状制作している新作だそうです。 名前が似ているので、同タイプのゲームかと思いきや全く別タイプのゲーム。飛行で空間を自由に飛びながら敵に体当り攻撃をするなどして、先に進んでいく3Dアクションゲーム。空間移動の自由具合が半端なく、最初はGravityDazeのようなゲームかと思いました。こちらも前作に引き続きハイセンスでUIのデザインやこだわりのチュートリアルも凄いと思います。カッコいいBGMの作曲も全てひとりでやっておられるようで、本当にすごい。欠点に挙げられるのは、微妙に制御がしづらい空中操作。あまりに自由を増やしすぎるのもアレですが、思ったよりも空中では制御が効かず、かなりカメラを回しながら動かさないといけません。ここらへんはカメラモードを変えてもあまり変わらず。あとはバグで途中詰まってギミックが動かなくなったりすることもありました。ただそれでいても体験版とは思えないボリュームと完成度。これからいくらでも良くできると思うので、製品版に期待しています。

『Monitor & Defence(仮)』サークル:ゴハンプロ
 Unity製3人称VRストラテジーゲーム。Oculus Rift CV1でプレイ。ユニティフレンズがでてきて、それらをユニティちゃんが撃退するというw ただ自分がユニティちゃんなのに、敵進行側にもユニティちゃんがでてくるのはどうかな?と。内容的にはひたすら大砲から弾を撃ち続けて、敵を撃退するだけです。もう少しギミックがほしい。ただ、VR酔いなどは当然全くなく、VRのお約束が守られているのは良かった。やはりまだ体験版なので要素が少なく、今後に期待。

『なないちゃんとあそぼ!』サークル:VRJCC
 Unity製のVRアダルトゲーム。Oculus Rift CV1でプレイ。なぜか最初のパッチを当てる前と当てた後で見た目が別物になっておや?という感じに。女の子キャラのなないちゃんは可愛いと思いますが、プレイヤー側がとれる要素があまりにも少ない…そして声優さんの演技がちょっと気になるレベルで没入感を削がれるというのも…僕が既にカスタムメイド3D2でVRを体験済みというのもあってハードルが高くなっているというのもありますが、これが3000円という値段だったというのもあって、期待していたのですがそれには届いていなかったというのが正直なところ。モーションやキャラのシェーダーが気になる等、他にも色々ありますが、やはり一番気になるのは値段。これが1000円未満であればちょうど良かったのかもしれませんが、ボリューム等を考えても高すぎる印象です。


とても長くなりましたが、以上です。自分も決して他のサークルに文句が言えるほどゲームが作り込めているわけではありませんが、体験版が予想以上に多かったので次回はぜひ完成してもらいたいと思うサークルが沢山。やはり同人ゲームはそのサークルの作家性が強くだされていたり、面白いゲームの宝庫ですね。今からC91にも期待です。